第1話 大発会前夜
今日は大発会の前日である。
KOは明日からスタートする2022年の株式市場への旅に備え、簡単に自身の装備(銘柄)の見直し作業を開始したが、その最中に、中国恒大の株取引が昨年10月以来、再び停止したという便りが新年早々、中国大陸から届いた。
一応、16時時点では日経225先物だけでなく、アメリカのダウ先物、ナスダック先物もプラスで推移し、為替も円安が進んでおり、リスクオフの動きは見られてはいない。
こういった動きから、ある程度は織り込み済みということも考えられるが、油断は禁物であるため、KOは明日の大発会を迎えるにあたり、再び気を引き締めた。
なお、KOはそうした中でも年明けに新たな装備(銘柄)として、「[6629]テクノホライゾンの兜」などの予想PERが低いバリュー系の防具(銘柄)の購入を検討しているようであった。
ただ、実際に購入するかは明日の状況次第と考え、大発会前夜の事前準備もこれで終了とした。
(第2話へとつづく)