第24話 タムラ製作所・・・^^;

今日は2月4日の金曜日、世界対がんデーであり、2022年北京オリンピック開催式の日でもある。

本日の株式市場は、前場こそ弱かったが、後場には盛り返し、33業種中26業種が上昇するなど、多くの銘柄がプラスで引けていた。

そうした中でKOは、前場にヴィスコ・テクノロジーズらで少しデイトレードをした以外は、メディカルシステムネットワークらの決算が本日控えていたこともあり、基本的には様子を見ていたが、監視をしていたSIGグループが510円台で推移していたため、後場に武器として100株（買値514.5円）購入をした。

あとは、何も取引をせず、このまま今週を終えようと思っていたところ、ふと監視リストに登録していたパワー半導体関連のワイエイシイホールディングスが大きく上昇しているのを目にした。

ワイエイシイホールディングスは電池関連のIRで大きく上昇していたようであるが、上昇している理由をチェックしていた際にKOは、1月31日に配信されていた「次世代パワー半導体、需要高水準-富士電機が業績予想と設備投資引き上げ」という株式新聞のニュースを発見した。

もともとパワー半導体は期待している分野の一つとして、これまでもタカトリや三社電機製作所などを売買しながら頻繁に監視もしていたが、その株式新聞に名前が出ていたタムラ製作所は最近チェックをしていなかったため、タムラ製作所の売り場を見に行くことにした。

その結果、前にチェックしていた時よりもだいぶ安くなっていたのと、歩み値をみると、まとまった大きな買いも入っていたようであったことから、14時40分ごろに100株（買値647.5円）衝動買いをした。

ただ、ふと決算はいつだろうと調べたところ、本日であることに気づき、すぐに中間決算の進捗状況もチェックしたところ、非常に悪かった。そのため、KOはすぐに売ろうとしたが、先の株式新聞で富士電機が業績予想と設備投資を引き上げたという内容が頭をよぎり、まさかの決算ギャンブルをしてみたくなり、結局決算跨ぎの道を選択した。

その結果、増収赤字拡大であった・・・。

下方修正こそ出なかったが、もともとタムラ製作所は予想PER48.05倍、PBR1.07倍という割高の状況であり、そうした中での今回の決算であったため、いうまでもなく厳しい内容となった。

なお、株価に関しては

「PTSでは大きく売られている。ただ、今回の決算相場では決算が悪く、PTSで大きく売られていても、本場ではあく抜けして上昇するケースがチラホラみられる。しかも、一応19.5％の増収であり、パワー半導体という大きな材料もある・・・。でも割高の銘柄はさすがに厳しいかな・・・^^;」

というように、KOは大きく下落するだろうとは思いつつも、心のどこかであく抜けによる値動きにもわずかながら期待をしているようであった。

一方、メディカルシステムネットワークに関しては、想定した通り、上方修正＆増配付きの好決算であった。ただ、株価はここのところ上昇しており、ある程度織り込んでいる可能性があるのと、もともと今回の決算を一つの節目として考えていたため、状況に応じて手放すことをKOは考えているようであった。

今週は地合いの良い日が多かったこともあり、KOの今年の運用成績もプラス（売買差益－含み損）に転換し、なんとか終えた。

（第25話へとつづく）

本日の売買損益

本日の売買損益は＋1,320円であった。なお、当コーナーの運用成績は上部にある「今年の運用成績」にて掲載している。